-
角栓を作らない日常のケアとメイク
こんにちは、Salon de Richeのみゆです。 今日は、 『角栓がなくならない理由』 に続く『角栓ケアの第二弾』 ①取らない ②塗らない ③ちゃんと塗る ...
続きを見る
お化粧品のからくりのお話し
長い間、たくさんの方のお肌を拝見させていただきアドバイスさせていただいております。
その中で、私がよくお伝えしている【お化粧品の中のからくりのお話し通称カルビス論】があります。
知っていただけるとお化粧品の選び方が変わり、迷うこともなくなるお話しです。
よろしければ、ご覧いただき、広告、キャッチコピーに迷わされることなく、皆様に本当に必要なお化粧品に出会う参考にしていただけると嬉しいです。
\カルピスは体に優しい/
出典:「日本人の健康を見守って100年カルピスの秘密」https://discoverjapan-web.com/article/14230
カルピスはお好きですか?私は子供の頃も今も大好きです。子供の頃は、お中元でカルピスが届くと嬉しかったのを今でも覚えています。でも、カルピスって作り方によって味違いますよね。
濃く濃厚なカルピスもあれば、規定量通り作られた通常のお味のカルピス、または、乳酸菌ドリンクであるカルピスも、乳酸菌の効能なんて得られないほどの超薄味のカルピスも(笑)
\化粧品もこれと全く同じように作られてるんです/
カルピスは体に優しい❓
カルピスのキャッチフレーズは「体に優しい飲み物」ですが、上記のように、作り手によって、ほぼ乳酸菌が入っていないカルピスになることもあります。また、コーラーで割ってみたり、カルピス一滴では味がしないので砂糖を入れたり、お塩やお醤油を入れて作ったり、日持ちさせるためにアルコールを入れたり。
ん?もう、優しい飲み物じゃなくない・・・?
広告のキャッチコピーと化粧品の効果が必ずしも一致しないということなんです。
そして、お化粧品は、このように有効成分に何を選んで作るのか?
また、選んだ有効成分を一滴しか使わずに、有効成分の効能をキャッチコピーにしてお売りするのか、誰が、どんな想いで作っているのか?によって決まっているだけなんです(^^)💦
敏感肌の方で、中学生の時から何もつけらないほどの敏感肌の方以外は、化粧品を長きにわたって使い続けた結果、敏感肌になってしまっている場合がほとんどなんです。
成分表を簡単に見る方法
難しくお伝えされる方もいらっしゃるかと思いますが、私たちは、化粧品を作る側ではなく、普通にお肌が綺麗になれるものが欲しいだけ。ですので、ざっくりで大丈夫です。
※こちらはあるお客様がご使用になられている某メーカーのローションです。お客様の望んでいる効果を出してくれる化粧品か見て欲しいとご依頼をいただきお伝えした内容をご参考にご覧ください。
①全成分表は商品の大半を占めている成分が上から3.4番目までに書かれています。
②次に青四角で囲んである上から三分の一くらいまでの成分がお肌によくも悪くも影響が出る成分です。
※水・BG・エタノールで1万円という美容液がCHANELにありビックリしたことがあります(薬局で作れそうです笑)
③緑色の斜線の部分の成分はお肌にあまり影響はないと考えて大丈夫です(これらに反応する敏感肌の方以外)
※ただし、ジメチコンだけは緑の斜線内にあっても例外となり基礎化粧品選びの際は無配合のものをお勧めしております。
こちらの商品を選んだくださった方は、ニ○○スキンの中で優しいラインナップとして選んで下さっています。例えば、こちらは乳酸が入っていますし、こちらは防腐剤としての成分がびっくりするくらい、上位にありますので。Aさんがお使いいただいているシリーズが一番優しいラインナップみたいですので、優しいタイプとして選んで下さった美容部員さんは間違ってはおりません。
ただ、他のメーカーのものより優しいかと聞かれると、そうでもないということだったりします😅
っということで、エクストラマイルドスキンローションは、『水・BG・ソルビトール・ペンチレングリコール』でできているということになります。
そこで、ご覧いただきたいのが、以下の図。ローションの保湿剤として使用しているソルビトールの保湿力はあまり高くないんです。
出典:化粧品成分オンライン化粧品成分オンライン
※ヒアルロン酸NaやセラミドNGは入っていても微量なので効果はほとんどないと思います💦(カルピス論ですね)
同シリーズの乳液・クリームも保湿力があるものではなく、ジメチコンで蓋をするタイプのものでした。
化粧水▷乳液▷クリームをつけて蓋をする
この一連の流れは【保水して弾力を持たせて蒸発を防いで蓋をする】という一般常識では、正しい理論とされておりますが、これが肌の機能を低下させていきます。
こちらについてがまた詳しくお伝えさせていただきますね。
可もなく不可もない理由
次に、お客様が使っているお化粧品の感想をお聞きすると『可もなく不可もなく』と例えられることがよくあります。これは、成分にあります。市販のお化粧品の成分は
保湿剤にどれを使う?
防腐剤にどれを使うか?
商品の価格帯、年齢層、優しいものにするか、刺激のあるものでも大丈夫か?などによって、だいたい選んで作られています。
ただ、この市販で使われているおおよその成分達は綺麗な肌を作っていく成分たちではない場合が多いんです。
なので、肌力が強い若い時は良い素材の化粧品に変えれば、肌の力があるので綺麗になっていきます。ですが、敏感肌になってしまったり、肌力が落ちてくる30代半ばからは、不可もなく?と、効果をあまり感じなくなっていきます。
そして、40代を過ぎると、何に変えても、何をしても、老けていくという流れとなっていきます。(43歳の壁です)
さて、長くなりましたが、いかがでしたか?衝撃ではあるけれど、お化粧品の作られ方(からくり)を知ることで、見方や選び方が、変わってくると思います。
成分の見方や選び方は、難しいので覚える必要はありませんが、このからくりを知ると、皆様も【水・エタノール・グリセリン】がTOP3の成分に1万円という美容液を選ぶことはなくなると思います。それがこのお話しの目的です。
ーこれはどうかな?ー
この意識がお肌を変えます
使っているお化粧品を変えるだけで簡単にお肌は変わってくれるので、この【カルピス論】を元にあなたにぴったりのお化粧品を選んでくださいね。